第12回志塾開催
2009.12.10
青年部からのお知らせ
投稿者:管理者
12月7日、平将明衆議院議員(自民党経済産業部会長){国の経済政策の責任者}を招聘して
第12回志塾を開催いたしました。
大田市場の仲卸屋という零細企業の2代目経営者として引き継いだ矢先に
取引銀行の相次ぐ破綻というなか、他の銀行は貸し渋りをして金が借りられず、
資金繰りに大変苦慮したという経験を持つ代議士です。
夜が明けるのが不安で、眠れなかったこともあったとお伺いしています。
真面目で有益な会社を育てるのが、銀行の仕事と考えていた平氏は
現実の厳しさと、経済至上主義に走って、自己利益追求型の銀行しかないのであれば、
この国は終わってしまうと感じたそうです。
そこで自ら平氏は仲間と20億円を用意し、銀行設立に向けて動いたのです。
その名は日本振興銀行。
私が平氏と出会ったのはこの頃、2003年でありました。
平氏は東京青年会議所の理事長、私は深谷青年会議所の理事長でありました。
そして2005年、平氏が青年会議所関東地区会長で、私が埼玉会長という再会を果たし、
翌年私は平氏の推薦もあり、関東地区会長へとなっていくのです。
そんな中で培った我々の友情と信頼において、今回はお越しいただけたのだと思います。
またこの同年代を埼玉の仲間に触れていただき、我々の行動にも繋げていきたいとも考えていました。
そして今回の志塾は「自民党大敗から学ぶ、我が業界の問題点。」と題し開催しました。
平代議士は自民党大敗の事実を客観的に捉え、3つの原因として分析されました。
① 2世議員、官僚と言う経営感覚の無いものが仕切ってきた。
② 大臣が適材適所の戦える人事になっていなかった。
③ 死ぬ気でやっていなかった。
しかし、この責任も自分にもあるとし日本をけて行くというグランドデザインもお持ちでありました。
我々埼車協青年部はこの講演を聞いて、自分たちの事は自分たちでやっていくという事と、
物事を打破していくためには、死ぬ気でやらなければいけないという事を学び取りました。
私とすると、先にあげられた3つの要因はどこかの組織にも当てはまる事だと思っています。
高杉晋作のような萩原さんの次に、私が松陰のように理想に向けた思想を会員で共有できたかは
これから埼玉の中で歴史が判断する事ですが、次は京都でパネルに参加した龍馬が会長を引き継ぎます。
最後に平氏と触れ合う機会を、皆さんにもっともっと持ていただけたらと思っています。